ふくろうクリニック

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診療詳細 treatment 診療詳細

便秘

消化器内科
便秘

便秘とは

便秘とは大腸内の身体の外に出すべき糞便の通過が遅くなり、腸内に便が長時間とどまるなど、十分量かつ快適に排便が行われない状態のことをいいます。
毎日出ていても、残便感があってスッキリしない、過度にいきまないと出なくなった、便が硬くお腹が張って不快感があるなどの場合は便秘と考えられます。

便秘の症状

症状は便秘の種類によりさまざまですが、次のような症状でお困りであれば、消化器内科へご相談ください。

  • 排便が少なくなった
  • お腹が張って苦しい
  • 排便してもスッキリしない
  • オナラがよく出る
  • 便意はあるけど排便できない
  • 吐き気がある
  • 腹痛、腹部不快感
  • 排便で症状が軽くなる

便秘の原因

便秘の原因は、人によって異なり、さまざまな原因が考えられますが根本的な原因の1つが、大腸の便を押し出す力が弱っていることです。 押し出す力が弱まる理由はいくつかあります。

加齢

筋肉や神経の衰えるため起こります。また、病気や薬の影響を受けやすいこと、食事や運動量が減ることなども考えられます。

運動不足

腹筋が衰えてしまうことで起こります。運動は、腸全体に刺激を与えて動きを活性化しやすくするためウォーキングや太ももの筋肉を大きく動かすなど簡単な運動でも大切になります。

食事

無理なダイエットなどで食物繊維や水分が不足することで便が硬く、排出されにくくなるため起こります。

排便を我慢する習慣

便意を我慢してしまうと、排便反射が鈍くなり、便意を感じにくくなることで起こります。

便秘の診断基準

問診

便の性状や生活習慣、腹痛の有無などを確認します。

腹部レントゲン

腸内のガスや便の溜まり具合を調べます。

大腸内視鏡検査

大腸がんなどの器質的疾患の有無を精査したり、腸のねじれなどがないか観察します。

便秘の治療法

まずは生活習慣の改善を行い、必要に応じて薬物療法を行います。

生活習慣の改善

  • 食物繊維(水溶性+不溶性)に富む食材を取り入れ、食べやすく調理する
  • 水分を積極的に摂る
  • 腸内環境を整える
  • 乳酸菌食品の摂取に努める
  • 適度な脂肪を摂る
  • 規則正しい食生活で良い排便を促す
  • 散歩などの運動を無理のない範囲で行う
  • トイレは我慢しないようにする

薬物療法

症状に合った下剤を組み合わせます。

便や腸に水分を集めて便を柔らかくする浸潤性下剤

酸化マグネシウムなど

大腸で水分を含んで膨らみ便の量を増やす膨張性下剤

プランタゴ、オバタなど

大腸に直接作用して蠕動運動を促す刺激性下剤

センナ、センノシドなど